South Manchester NHS Foundation Trust(UHSM)大学病院の仮想マシンのバックアップとリストアの問題が解決
UHSM大学病院は、医学研究、教育、および患者ケアにおいてイギリス国内の医療機関のリーダー的存在です。5,000人以上のユーザーと400台を超える仮装マシンが利用する200TBのデータを保護することに、あまりにも多くの時間が取られていました。ITサーバーおよびインフラ・マネージャーのStephen Lomas氏は、次のように述べています。「私たちのシステムは少しずつ成長し、管理の問題が顕在化してきました」
管理の時間短縮が大きな目標
UHSMのITチームは、ハードウェアおよびソフトウェアのあらゆるオプションを検討しました。Lomas氏は説明します。「我々はNASの追加、重複排除の導入、およびバックアップ・ソフトウェア・オプションの使用などを検討しました」。チームの主な目標は、データの安全な保管、将来の成長に備えた拡張性、仮想マシンの迅速なバックアップおよびリストアなどでした。全体的な価値として特に重要視されたのは、管理時間の短縮でした。
Lomas氏の説明はさらに続きます。「公的な団体として、我々は常に、非常に厳しい予算内で機能の要件を満たすことに努めています。クアンタムのソリューションは、検討したオプションの中で最も低価格で、我々が必要としているものをすべて提供してくれました」
データを保持し、ディザスター・リカバリーを保護する重複排除
UHSMが採用したソリューションでは、チームの各データセンターにDXi4700重複排除アプライアンスを設置しています。1台のアプライアンスへバックアップが行われると、続いてオフサイト保護用の2つ目のアプライアンスへレプリケーションが行われます。各アプライアンスは135TB以上に拡張できるため、通常の重複排除率でそれぞれ数ペタバイトのバックアップ・データを保持することができます。
Lomas氏は次のように説明します。「重複排除はまさに必要とするものでした。実際のところ、ディスクには、既存のバックアップ・システムよりもはるかに多くのデータを保持できます。つまり、メディアをオフサイトに運ばなくても、データの保持要件とディザスター・リカバリーの要件を満たせるのです。したがって、バックアップ・データはすべてディスクに保存することができます」
DXiシステムは2つの異なるアプリケーションのデータを保存します。物理サーバーのデータは、Backup Execによってアプライアンス内の1つの共有に書き込まれます。一方、仮想マシンのデータはクアンタムのvmPROソフトウェアによってもう1つの共有に書き込まれます。
シンプルなレポートによる管理時間の短縮
管理の複雑さの問題を解決したのは、DXiとクアンタムのバックアップ管理ソフトウェアVisionとの組み合わせでした。
「Visionの1つのレポートにすべてが表示されます。これまではバックアップの状況を確認するために30〜40件ものレポートに目を通さなければなりませんでした。今では、1つか2つのレポートを見るだけですべての状況を確認できます。最近、仮想マシンのバックアップで問題が数回発生しましたが、問題はすぐに発見できました。バックアップ完了までの時間が突然長くかかったことが一目で分かったからです。レポートを見て問題を発見し、すぐにそれを修正しました」
「導入したDXiシステムは素晴らしいの一言です。バックアップでしたいことはすべてやってくれます。実に、コーヒーを淹れる以外のすべてのことは」