急速に増え続ける各種データ・タイプとVMに対応したバックアップ性能の向上とバックアップ容量の削減を求める成長企業

150年にわたり精密測定器のトップメーカーであるMahrグループと同グループの1,700名の従業員は、さまざまなCADシステム/データベースとOfficeやSharePointといったWindowsアプリケーションを含む、複雑でデータ量の多い作業環境に依存しています。

データ量の倍増に対応した保守

「この5年間で当グループのデータ量は倍増しており、保守作業は困難を極めています」とMahrグループのバックアップ管理者Thomas Wendt氏は述べています。ITチームは従来のバックアップ・システムをアップデートしましたが、仮想化サーバや新規のデータイ量の多いアプリケーション、大規模NASの追加により、旧インフラではデータ量に追いつかなくなってしまいました」

「私たちはいま、バックアップ性能の向上と必要容量の削減を可能にすると同時に、既存のインフラに容易に適合できる新しいソリューションを必要としています」とMahrグループIT部門トップGerd Wiechers氏は述べています。

重複排除による次世代のバックアップへ

ITチームがクアンタムに行き、今回はDXi6700重複排除アプライアンスを選択しました。DXi6700は同社のScalar i500テープ・ライブラリと共にバックアップ・オペレーションの基盤となり、高性能と低コストを実現しました。

「新たなソリューションを実装するたびにクアンタムは私たちを感動させてくれます。私たちに必要なものを持っているだけでなく、いつでもたった一日で設置が完了してしまいます」とWiechers氏は述べています。

この新しいシステムでは、仮想マシン(VM)からのデータがVeeam Backupを使用してDXiに書き込まれます。NASシステムのデータはBackup Execを使用してDXiに書き込まれ、DXiのデータはバックアップ・サーバーを介したデータ送信を行わないDirect Path to Tape(テープへの直接書き込み)を使用してScalar i500テープ・ライブラリに書き込まれます。データベースのバックアップはテープに直接書き込まれます。