vmPROであらゆる緊急事態に備える

カリフォルニア州は緊急サービスを補強するためにvmPROソフトウェアを採用

災害への州政府の対応を調整する主管機関として、カリフォルニア州政府緊急事態管理局(Cal EMA)は常に準備万端の体制を整えておく必要があります。しかし、長い期間に管理局が保有するデータは膨大な量になり、データのバックアップに課題が生じていました。結果: Cal EMAは、データ量の削減、バックアップのスピードアップ、コスト削減を実現するためにvmPROソフトウェアを採用しました。

スナップショットが多すぎて、バックアップに時間がかかる

数十年の間にCal EMAでは、州内の物的資産、損害賠償の償還、援助パッケージ、基幹インフラストラクチャ、およびカリフォルニア州の58の郡を横断する衛星によって収集されるリアルタイム・データなど、多岐にわたるさまざまなデータを収集し、保管する必要が生まれました。たとえば、管理局では現在も、1994年にロサンゼルスのノースリッジで発生した地震の修復と復旧に関するデータを管理しています。

管理しています。しかし、この仮想環境戦略により、バックアップが新たな課題となりました。完全な「スナップショット」を作成するために、約15〜20テラバイトのバックアップ・データが必要でした。さらに、完全なバックアップに複数のスナップショットを必要としたため、バックアップに20時間もかかっていました。

Cal EMAでは、新たなシステムに多額の投資をかけずに、これらの問題に対処する解決策を探していました。同管理局ではすでに、ポリシーベースで集中管理する、エンタープライズクラスのデータ・バックアップ / リカバリのソフトウェア製品、IBM Tivoli Storage Manager(TSM)を導入していました。TSMを拡張してVMware仮想化環境を強化するために、Cal EMAは、クアンタムのvmPROソフトウェアによる仮想ストレージ・データ保護ソリューションを採用することを検討しました。

vmPROは、すべての仮想マシンをスキャンして、仮想化環境でネイティブ・ファイル・システムのビューを提供するLinuxベースの仮想アプライアンスです。クアンタムの特許取得済みのプログレッシブ最適化技術を使用して、vmPROは、割り当てられていない、非アクティブな仮想マシンのデータをフィルタリングして削除し、バックアップ・データの量を大幅に削減します。このプロセスにより、バックアップ時間が短縮され、ディスク、サーバ、およびネットワーク・リソースの使用が最適化されます。

メリット:高速バックアップ、容積の削減

vmPROソフトウェアの採用により、Cal EMAはコア・サービスの提供を改善し、直接および間接的なコストを削減することができました。仮想化されたバックアップ・データの量は75%削減され、バックアップの総計時間は20時間から5時間以内に短縮されました。

また、vmPROソフトウェアの購入は、それに代わる他のバックアップ手法と比較して、大幅なコスト節約となりました。特に、補助バックアップ・システム、仮想化データのステージング用のプロキシ・ストレージ、各仮想マシン用のバックアップ・エージェントを購入せずにすんだのは、大きなコスト節約でした。